もう一度、鍛える理由|やめて気づいたトレーニングの価値

備忘録

自衛隊でトレーニングが日常になった

僕がトレーニングを始めたのは、自衛隊に入ったのがきっかけだった。体力検定があるため、鍛えるのは「義務」に近かった。走る、筋トレする、動ける体を維持する。それは仕事の一部だったし、自然と習慣になっていた。

当時は特別な目的があったわけではない。ただ、「やるのが当たり前」の環境にいた。毎朝のランニング、腕立て、腹筋、スクワット。決まった流れの中で、いつの間にか体は鍛えられていた。

やめた2年間で感じた変化

体は弱くなり、心も疲れた

自衛隊を辞めたあと、トレーニングをやめた。もう必要がないと思ったし、仕事で疲れていたのもあった。気づけば2年、ほとんど体を動かさない生活になっていた。

その結果、体はだらしなくなり、体力も落ちた。腰痛もひどくなって、朝起きるのもつらい日が増えた。気持ちも前向きになれず、何となく毎日がしんどかった。仕事をこなすだけで精一杯。何のために生きてるのか、ふとわからなくなる日もあった。

「時間がない」は言い訳だった

トレーニングをやらない理由に「時間がない」と言っていた。でも本当は、優先順位を下げていただけだった。30分でも、自分の体と向き合う時間はつくれる。スマホを見ている時間、寝転んでいる時間を少しだけ使えば、それは作れる。

「やれない」のではなく「やらなかった」。その事実が、自分の中でずっと引っかかっていた。

再開して実感した3つのこと

1. 腰痛が軽くなった

再びトレーニングを始めたら、すぐに体が変わり始めた。特に腰痛が軽くなったのは大きかった。体幹や脚まわりを動かすことで、姿勢も良くなり、痛みも減ってきた。最初はプランクやスクワットから始め、少しずつ強度を上げた。毎朝の起き上がりが、少しずつ楽になっていった。

2. メンタルが前向きになった

不思議なことに、トレーニングをすると気持ちも安定してくる。汗をかくと頭がすっきりするし、「今日も頑張った」と思えるだけで自己肯定感が上がる。気持ちの浮き沈みが減って、人に優しくなれた気がする。

日々のストレスに飲まれず、自分の中に「戻れる場所」ができたような感覚がある。僕にとってそれが、トレーニングだった。

3. 自分に自信が戻った

鏡に映る体が少しずつ変わってきたとき、自分にまた自信が持てるようになった。数字ではなく、感覚として「整ってきた」と思える。それだけで生活全体が前向きになる。体を整えることは、自分を整えることだと実感した。

「なんか最近、雰囲気変わったね」と言われたとき、自分の中の変化は人にも伝わるんだと気づいた。

トレーニングは未来の自分への投資

今すぐ成果が出るものじゃないけど、トレーニングは確実に未来につながる。歳を重ねても動ける体でいるために、今のうちから備えておきたい。動ける体は、自分自身への最高の保険だと思う。

病気や怪我のリスクを減らすだけじゃない。「動ける」という自信が、人生をもっと自由にする。そのために、今日もコツコツ続ける。

おわりに|あなたは、なぜ体を鍛えますか?

トレーニングを続ける理由は人それぞれだ。でも一度やめてみて、僕は「体を動かさないことがどれだけ自分に悪影響か」を痛感した。
だからもう一度、前を向いて鍛えることを選んだ。
体は裏切らない。やった分だけ、ちゃんと返してくれる。

あなたは、なぜ体を鍛えますか?
もし少しでも迷っているなら、一緒にまた動き出してみませんか。

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